2月19日の節気
雨水(うすい)ですね。今日は「お雛様」を飾ると良縁に恵まれると言われていますよ。冷たい雪が暖かい春の雨に代わり、大地に潤いをあたえる頃。寒さもゆるみ、眠っていた動物も目覚めます♪
次の24節気は…
3月5日「啓蟄」
土脉潤起
つちのしょううるおいおこる
日本の美しい伝統
3月3日のひな祭りは、中国から伝わった「上巳(じょうし)の節句」という行事が原形といわれています。子どもたちの健やかな成長を願い、その想いを人形に託した日本の美しい伝統の形です。
節句とは
節句とは、年に何回かある重要な節目となる日や行事のこと。中国では、季節の変わり目として節句を重要視しました。また、邪気が入りやすい時期とも考えられていたため、さまざまな邪気祓い行事を行っていたのです。
ひな祭りの食べ物
まず、ひな祭りの食べ物としては、菱餅がおなじみです。
お雛様の飾り方
関東風の飾り方では、お雛様は向って右。
関西風では、向かって左に位置します。
これはもともと日本では、南を向いて座ったときに、日の出る方角=東(左側)が上座(優位)と
されていたことから左側に男性が座ることになっていたようです。
しかし近代になって、天皇陛下が東京に移られた頃に国際基準に習って右が上座(優位)とされたことから、
東京など東日本のおひな様は天皇陛下と同じ右優位の並びに飾るようになっています。
関西では古式の左優位を残しているということですね。
お殿様
別名「親王(しんのう)」とか「お内裏様(おだいりさま)」と呼ばれます。
メールやお手紙ちょっと書いてみて
文例:ビジネスの相手への時候のあいさつ
雨水(うすい)の候【2月9日~3月上旬】
雨水とは、それまで雪が降っていたのが、雨に変わる時期という意味になります。
また、候には時期や気候、時候などの意味があるため、雨水の候は「春が近づいて雪から雨に変わる時期になりましたね」という意味になります。
ただし、北海道在住の方に「雨水の候~」と手紙やはがきを送ったとしたら、「こちらはまだ雪が積もっているのに?」と思われることがあるかも知れません。
雨水の候を使う場合は、相手の状況を考慮してみるのがよいかも知れませんね。
次の節気の啓蟄(3/4頃)までの期間であれば使うことができます。
ビジネスでは簡潔に用件を伝える文書が好まれるため、漢語調の時候のあいさつにします。「~の候」は「~のみぎり」に置き換え可能です。
文例:親しい間柄の時候のあいさつ
- 雨水の候、本格的な春まであと一歩のところまでやってきましたね。相変わらずお元気でお過ごしでしょうか。
- 寒さの中に春を感じる時期になりました。お変わりありませんか。
- 梅のつぼみがふくらみ、さわやかな香りが漂うこの頃、いかがお過ごしでしょうか。
- I felt spring in the air.
文例:あらたまった相手への時候のあいさつ
- 春寒のみぎり、○○様におかれましては、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
- 拝啓 梅花の候、〇〇様におかれましては、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
- 拝啓 向春の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
相手に対してさらに敬意を表すには、時候の挨拶の前に「謹啓」や「拝啓」などの頭語をつけるようにしましょう。また、頭語をつけたら文章の終わりには結語を入れて下さい。
「謹啓」の結語は「謹言」もしくは「謹白」、「拝啓」の結語は「敬具」または「敬白」になります。
なお、友人や知人などの親しい人には、頭語を使う必要はありません。
文例:結びのあいさつ
- 幸多き春の門出となりますよう、心よりお祈り申し上げます。敬具
- こちらには梅の名所があります。ぜひご家族で遊びにいらしてくださいね。かしこ
次の24節気は…
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3月5日「啓蟄」
雛人形を片付ける
3月3日のひな祭りを前に、二十四節気の雨水の日に雛人形を飾るとよいと言われていますが、雛人形を片付けるのは啓蟄までがよいと言われていますよ。雛人形を片付けるのが遅くなると女の子の婚期が遅れるという話をよく聞きますから。
日本の季節こんなにあります
- 春… 立春・雨水・啓蟄・春分・清明・穀雨
- 夏… 立夏・小満・芒種・夏至・小暑・大暑
- 秋… 立秋・処暑・白露・秋分・寒露・霜降
- 冬… 立冬・小雪・大雪・冬至・小寒・大寒