最近少しだけ気になることがある。
これから勘違いする人間が出てこないように
「稼ぐ」ということについて個人的な考えを書いておきたい。
まず、今のうちの規模の会社で「稼いでいる」人間なんて
いないということ。
相対的に観て「売上の何%を稼いでいるという」人間はもちろん
いるけれども、社会的な数字で観ると鼻くそのような数字である。
もしも、今うちの会社で「自分が稼いでいる」と思っている人間がいるなら
それは逆に言うと、
「それしか稼げない」
「その数字で稼いでいると思っている」
「自分が使えない人間」
そう言っているのと同じである。
次にその何%の数字にしても稼ぎ方というものがある。
お客様からもらった仕事をただ遂行してお金をもらった
なんていうのはビジネスではない。
ただの外注だ。
そんなものは技術がある人間なら誰でもできる。
また、その仕事を狙って獲得したとしても、
その過程に関わるのは必ず一人の人間だけではない。
つまり、今の会社で「オレが作った仕事」なんてものはない。
「稼いでいる人間」がいない理由のひとつはここにもあるが、
もし「オレは稼いでいる」と思っている人間がいるとすれば、
それは自分ひとりですべてをやっていると勘違いしているから
だろう。
そして最後に、
そもそも「稼でいる」なんて言葉にしてはいけない。
売上は自分たちがお客様にサービスを提供して
その結果得るもの。
もし、自分の仕事を自慢するつもりであるなら、
「オレはお客様にこんなサービスを提供している」
というニュアンスで自慢して欲しい。
それが例えば宴会の場でも。