大切な私のおばあちゃんが亡くなりました。
いつも会いに行くたび、
『よく来たね』
って笑顔で出迎えてくれたおばあちゃん。
小さい頃、身体が弱かった私を、母が忙しい時に代わりに病院まで連れて行ってくれた優しいおばあちゃん。
今日初めて、おばあちゃんの複雑な生い立ちや家庭環境、
苦悩の日々を聞きました。
とてもツライことも沢山経験しているのに、私の前ではそれを感じさせずに、ニコニコ明るいおばあちゃんでした。
人は誰でも光と影、陰と陽の部分を持って生きている。
それが組み合わさってステキなその人らしさを演出してくれるんですね。
身近すぎて、おばあちゃんの生い立ちの苦悩なんて考えもしなかったよ。
冷たくなってから再会したおばあちゃん。
こんなに細い脚をしていたの?
お顔もこの前より痩せていたね。
おばあちゃんの人生はどんなだった?
娘、息子、孫、ひ孫って皆駆けつけたね。
皆おばあちゃんが大好きで大切だからね。
納官師の男性が丁寧に進めてくれていた途中、
『ぜひお孫さん、お化粧してあげてください。
きっと私より上手に出来ますし、お祖母様も喜びますよ』
と、お化粧道具を差し出してくれました。
初めての死に化粧。
普段誰かにメイクなどしたことないし、
一瞬戸惑いましたが、おばあちゃんに最後に出来ることだなと思い
心を込めて、丁寧にお化粧させて貰いました。
ほんのり血色を感じさせるチークや
綺麗な口紅がはいり
パールのアイシャドーがグラデーションになって光ると、
本当におばあちゃんは美しいお顔になりました。
綺麗だなぁ。
そう思って、ずっとおばあちゃんを見つめました。
おばあちゃん、今までありがとうね。
おばあちゃんに何もお返し出来なかったけど、
おばあちゃんの優しさと強さ、私の周り、そして次の世代へ伝えて生きて行くからネ。
おばあちゃん、本当にありがとう。
可愛がってくれたこの命、大切に丁寧に生きていきます。
ずっと見守っててね
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