今日は保護犬の話ではありませんが…
半世紀前に私のおじいちゃんが建てた離れ。
この家の嫁として苦労した母は、とても思い入れが強くて、工事が始まってからも現場に入ろうとします。💦
近年はもう物置状態でした。
断捨離して沢山の物を捨てました。
考える余裕もなく仕分けました。
地鎮祭を執り行い、明日解体という前日、母と一緒に最後にもう一度現場に入りました。
そこで転がっていた木彫りのワンコを発見。
幼い頃、おじいちゃんおばあちゃんの部屋でこの三頭のワンコと遊んだ記憶が蘇りました。
どこでどう転がり落ちたのか、最初は2つ、確か3つあったとガラクタをどかしたら、一番小さいワンコが出てきました。
「半世紀ぶりの再会だね」
何か不思議な気持ちになり、拾い上げて母屋に持ち帰りました。
100年ここで枝葉を伸ばして、私たちに木陰を作ってくれたこの木々も、もうすぐ無くなってしまいます。
木にも木霊があるとしたら、人の都合で伐採せざるを得ない事に、何処か罪の意識を感じます。
明日は根元にお酒をかけて、感謝とお詫びをしようと思います。
樹木の寿命、人の寿命、家屋の寿命、ワンコやニャンコの寿命。
皆生きていられる時間の長さは違うけど、悠久の時間の中で出会えた奇跡はすごい事だね。
古いものはいつか壊れて無くなっても、大切な事は次世代に繋がっていく。
離れの跡に息子家族は家を建てます。
そして、離れの中のいくつかの部材を取っておいて、新築の家に再利用するそうです。
今まで石だらけで歩くのも危なかった離れの周り
☺️