病院嫌いのマイロ | makoromakoro777のブログ

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多分、動物病院が苦手なワンコは沢山いると思います。

マイロは我が家の歴代のワンコの中で、最も動物病院が苦手な子でした。

動物病院の駐車場に着くと、尻尾を丸めて耳が倒れて、中々車から降りようとしません。

待合室では、私の膝の上で誰の目にも分かるほどガタガタガタガタ震えていました。

診察台に乗せると恐怖のあまり毛がバサバサ抜けるほど…(ジャックラッセルはよく毛が抜ける犬種です)

そんなマイロでしたが、腎不全になって、嫌いな病院通いをせざるを得ない状況になりました。

尿素窒素とクレアチニンの数値が中々下がらず、週2、3回点滴に通う日々が続きました。

相変わらず餌は食べず、どんどん体重が減っていきます。

私は何箇所かのホームセンターのフードコーナーで、何時間も歩き回り、エサの成分を吟味し、食べてくれそうなフードを探し続けました。

そうやって色んなメーカーのフードを買って帰り、暫くは食べてくれる物も有りましたが、すぐにまた食べなくなってしまいます。

部屋の中に色んな種類のフード、おやつが虚しく並んで行きました。

腎臓病の発症から一月程経ち、6キロちょっとあった体重が5キロを切ってしまいました。

獣医さんから、「これほど病院嫌いな子を入院させるのはかわいそうだが、三日間だけ入院してもらって、毎日点滴をして経過を見ます」
と告げられ、三日間入院することになりました。

3日後に迎えに行って、入院中の様子を聞きくと、マイロはやはり腎臓病食k/dカンは全く食べなかったそうです。

その代わり、カロリーの高いa/dカンならガツガツ食べたので、タンパク質が高めでもそれを与えていたそうです。

それでも点滴の効果は絶大で、尿素窒素もクレアチンもほぼ正常な数値に近くなっていました。

「散歩では走ってますよ」と獣医さん。

人間のように透析は出来ないけれど、どうやら点滴で身体の毒素を流して、透析のような効果が出でいたようです。

マイロは迎えに行った私を見て、奥の病室からかけ寄って来ました。


うちに帰って、ホッとしたようなマイロ。
体調が良いせいか、エサも普通に食べてくれました。

「良かったねマイロ。このままフードに気をつけて、時々病院に点滴に通えば、強いマイロのことだからまた復活してくれるよね。」

少し元気になったマイロを見て、私はそんな淡い期待を抱きました。