父親の死後虚脱感に苛まれているという内容でした。
その中にこんな小さな記事を見つけました。
問題の捉え方は人が中心になっています。
でも、見方を変え、このワンコの立場を考えるとこの出来事はあまりにも残酷です。
一度は殺処分を免れ、終の住処を得られたはずだったのに…
信じていたその人の手で再び保健所に送られる…
この子の絶望感はどれほどのものだったのか、私には想像もつきません。
保健所から里子を迎える人にもいろんな人がいます。
常に保護犬の事を大切に考えて、そのリスクや世話の大変さも理解して、犬を飼うのに十分な環境や条件で引き取る人ばかりではありません。
高いお金を出さなくても良いから。
自分の健康の為散歩の友にしたいから。
自分が寂しさを紛らわしたいから…
残念ですが、こんな考えで引き出す人もいると思います。
この記事のワンコはそんな可哀想な典型的な事例ではないでしょうか…
何故高齢者が里親になったのでしょう。
新聞に投稿をする息子さんもいます。
保健所に再び送る前に、何故親族に相談しなかったのでしょう。
介護の問題の大変さは分かりますが…
それ以前に間違った選択をした事、その犠牲になったのは罪のないワンコです。
「保健所に引き渡す時、最初は抵抗したが、最後は自分から車に乗ったそうです」
息子さんの記事です。
何が言いたいのですか?
犬の飼い主への忠誠心みたいなものは凄いって言いたいのですか?
間違ってます!
2度も人に裏切られたこのワンコの絶望感を考えたことはありますか?
どうか一度家族として迎えた子を、再び保健所に送るような選択だけはやめて下さい。
その子が生きられる方法が、きっと何かあるはずです。
そして、動物を家族として迎える前に、自分が動物を飼育できる資格があるかどうか、今一度自問自答してください。
これ以上こんな悲劇を繰り返さないために…