季節はずれのすみれを見つけた。春だと勘違いしたんだよね?きっと
週末は実家に帰りました。
日曜日の朝まだ家族が誰も起きていない時間。
眩しい朝日に誘われて朝散歩。
お墓に備えてある花が田んぼの脇に落ちて、蜷川実花みたいと思った
朝露に濡れた草木を眺めて、冷たい空気の中てくてく歩く。
田舎の朝は人もいなくて、とても静か。
稲刈りが済んだ田んぼの脇を歩いていく。
ふと遠くに黄色かまん丸の木が?多分銀杏?
あそこは子供の頃地域の運動会があった神社だ。
何十年ぶりだろう?ちょっと遠いけど、行ってみよう。近くで見たい。
家族は起きたかな?私が起きた形跡を見て探さないかな?
心配しないかな?と頭をよぎりつつ
やっぱり見たいな。
こんな道をてくてく歩いた。
だんだんと近づくと、木は2本生えていて
もしや?オスとメスなのかな?
子供の頃はここに銀杏が植えてあることも気がついていなかった。
鳥居のしめ縄の中にコロンと銀杏の枝葉が✨✨✨
お金を持っていなかったけど、
お賽銭箱もない神社。
そういえば、前日に熊本に行って、車の窓から公園の銀杏並木を見て、
あぁ、車を降りてあそこを歩きたいな?
写真を撮りたいな
綺麗だなぁ、、、
って思ったんだった。
時間がなくて無理だったけど、ひょんなタイミングで願いが叶った。
神様ありがとうございます。
敷き詰められた黄色の絨毯🟡
実家に帰り両親に話すと、
その銀杏の存在すら気がついていなかったそう。
「えー?そんな木あったっけ?」
いつも同じ散歩コースを歩いているのに目に入らなかったらしい。
母が「田舎の人は、田舎はなにも無いって言って、他所に銀杏を見に行ったりするのかもねー」と言った。
母の育てた貴婦人のような薔薇
お昼にチビ達もみんなでうどんを啜りながら息子が
「ママ面白いねー‼️ママが1番近くにいるのにテレビが見れないねー」と言った。
画面では「のど自慢」をやっており、わたしはそれに背を向けてうどんを啜っていた。
母が「なんだか示唆的なことをいうわねー」と。
庭の山茶花。綺麗なピンクも枯れて茶色も。咲き乱れている。
そこに存在していても、それを見なければ
それは存在していないことになる。
同じ世界に存在していても、
見えている、認識している世界は人それぞれ。
きっとこうやって、テレビに背を向けて
「テレビ無いですけど?」って言ってるのかもしれないねーっと
本当にそうだな。
無い無い無いって言ってるけど
実は背を向けて
目に入ってない状態なのかもしれないね
そんなことを家族で話した日曜日だった。