これからを生きる若い世代の人たちが、苦しむ人々の立場に自分の身を置く経験を重ね、共に生きる社会を築くために何が必要かを見出し、皆で力を合わせて足元から「安心の空間」をつくりだしていく。そのために私たちは共に考え、行動し、確かな道筋を継承してく責任があると思っています。

 

これから目指して行くべき目標 (完)   資料 国連広報センター

目標12:持続可能な消費と生産のパターンを確保する

毎年、13億トンの食料無駄(むだ)に捨てられている。全世界の人々が電球を省エネ型に変えれば、合計で年間1200億米ドル節約(せつやく)できる。2050年までに世界人口が96億人に達した場合、現在の生活様式を持続させるためには、地球が3つ必要になりかねない。10億人以上が依然として、真水の給水を受けていない。

これらを見ていると、いかに今現在の状況を危機的(ききてき)にとらえ変えていかなければならないかがわかる。国連の広報センターに出ているので、その他についてもぜひ目を通して今後の自分たちの人生を考えて欲しいと思う。目の前のことだけだけにとらわれていたのでは、大きな世界の厳しい現実を見落としてしまう。大きな現実は、じわりじわりと自分たちの生活を(おびや)かしていく。地球上に暮らしている以上、大きな視点で見る目も持って行ってほしいと思う。

持続可能」という言葉がキーワードになっている。今のままの生活をしていくと、必ず行き()まる。であるならば、改善するべき点は改善するしか道はない。しかし「少しくらいならだいじょうぶ」とか「自分には関係ない」等という無責任な態度が、状況を悪化させている。自分たちの幸せをのぞむなら、地球全体の調和も考えるべきである。自分があって地球があるのではなく、地球の安定があってはじめて自分たちの幸福が築かれるからだ。そんな視点も忘れずに生きて行ってほしい。