変革のための重要な主体者は、若い世代の人たちです。「平和で公正かつ包摂的な社会」を目指すSDGsの指標を共有することが第1歩になると思います。

 

これから目指して行くべき目標 その2   資料 国連広報センター

目標3:あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を推進する

 1990年以来、1日あたりの子供の死者は17000人減少してはいるものの毎年600万人を超える子供が、5歳を迎える前に命を落としています。2000年以来、はしかの予防接種でほぼ1560万人の命が救われました。また、全世界の妊産婦の死者数は1990年以来、ほぼ半減しています。2013年時点のHIV感染者3500万人に達しています。

目標4:すべての人々に包括的(ほうかつてき)かつ公平で質の高い教育を提供(ていきょう)し、生涯学習の機会を促進(そくしん)する

開発途上国の初等(しょとう)教育(きょういく)就学率(しゅうがくりつ)91%に達しましたが、まだ5700万人の子どもが学校に通えていません。小学校就学年齢で学校に通っていない子どものおよそ50%は、紛争(ふんそう)(ちいき)に住んでいます。最貧層(さいひんそう)世帯の子供が学校に通っていない確立は最富裕(さいふゆう)層の子供の4倍に上ります。1990年から2015年にかけ、15歳から24歳の若者の識字率(しきじりつ)は世界全体で83%から91%へと改善しました。

この他にジェンダー(男女差)、安全な飲料水の確保、エネルギー、経済格差など改善しなければならない内容が17項目あげられている。どれも自分たちの未来と無関係なものは1つもない。特にここにあげた4つは、急速に改善されているが、0にしなければならない内容である。自分に何ができるか考えてみてほしい。