○○高校男子バレー部                             

                          2010.5.14(金)

試合前に何をなすべきか

1.試合が近づいても、通常のトレーニング・プログラムで練習する。いつもと同じ量のランニング、ダッシュ、エクササイズ、技術練習等を行う。普段と変わらない食事、睡眠、練習を心がける。適切で安定した自己管理はいたずらな興奮を抑え、自信につながる。

2.試合で起こりうるあらゆる場面を想定して心身のコンディションを行う。何が起こっても驚かないようにしておくことだ。不利なアクシデントが起こることを予測するのでなく、起こることを仮定してその対策を考えておく。万が一の際に、決して動揺せず、冷静に対処するための準備をしておく。

3.試合に向けて、肉体的、心理的、作戦的にプラスになって、しかも通常行っていることは何でも行う。例えば、マッサージを受ける、自分が最高のプレーをした時のビデオを見る、サインやセオリーを確認する、など。ただし、不段と変わらないペースで行う。

4.練習中も練習後も、試合に向けての“勢い”をつけるように意識し始める。機会あるごとにポジティブエネルギーを刺激し、静かな闘志や集中力がみなぎってくるよう努める。

5.縁起をかつぐ。例えば、ブルーのソックスをはいた時に勝つことが多ければ試合当日それを使うのがよい。それで気分が落ち着き、気持ちの上で勝運を呼び込めるなら、迷信だとバカにせず、積極的に縁起をかつぐほうがいい。

6.最も大切なことは、試合が始まったら試合(プレー)を楽しむことだ。それが試合中リラックスし、最高の心理状態を得るための最良の道だ。そのために試合前から次の事柄を何度も繰り返す。

 

 ・「何が起こっても、最後まで100%の努力を尽くそう。」

 ・「積極的、楽観的な態度をとり続けるんだ。」

 ・「試合中は穏やかに心身をリラックスさせ、自信を持ってプレーする。」

 ・「いいプレーをするんだ。」

 

※ 試合で自分がどんなプレーをしたいのか、鮮明にビジュアライゼーション(視覚化)することも大切である。その日起こって欲しい素晴らしい光景を、まず心の中で映像にしてみよう。

試合前の食事学

①最高の集中力を獲得するためには、血糖値を高め、安定させる。

②最適なのは複合炭水化物。パスタ、ライス、ポテト、サラダ、フルーツなど。

③2,3時間ごとに少量ずつ食べるのがよい。一度に大食は禁物。

④試合や練習の2時間前は、食事をとらない。

⑤砂糖は、とった直後はよいが、短時間ですぐ血糖値を急激に下げるのは避けたほうがよい。

⑥理想のバランスは、総摂取カロリーの15%を脂肪、10~15%をたんぱく質、60~65%を炭水化物。

自分達の力を出し切って試合ができるように期待しています!