けっこうハードなトレーニングを課した時もあったかもしれない。しかし、彼女たちはまじめに地道な取り組みをみせてくれた。高体連の大会で私立の強豪校と戦った時、160㌢くらいのわがチームのエースが、170㌢をこえる大きな選手のブロックを何度も破る活躍をみせてくれた時、どんな人も正しいウェートトレーニングが確かな筋力アップとなって実を結ぶことを教えてくれました。目を通してくださったあなたの優しさに心から感謝します。

 

○○高校女子バレー部                             

                            2005年7月21日

自分の可能性に挑戦せよ!

 左のデータを見てもらいたい。2年生の一部の(+10)という数字は、昨年に比べて上がった数字である。間違いなくパワーがついている。技術レベルを上げるためには、毎日の技術(ぎじゅつ)練習(れんしゅう)(プラクティス)が必要である。これは、毎日行うべきものである。それに対し、ウェートトレーニングは、週に2~3回行うのがベターとされている。同じレベルのチームが対戦した時、最後の決め手となるのはパワーだ。結局パワーのあるチームには勝てません。高校生は、肉体的に最も伸びる時期である。自分の最高峰(さいこうほう)を目指して取り組んで欲しい。

 ちなみに、どのトレーニングがどういうパフォーマンスをあげるかについて下に書いてある。例えば、ベンチプレスの時は、スパイクの破壊力を増すんだ!とイメージしてやるべきである。また、スクワット系の種目は、ジャンプ力を増す。そのイメージを持ってやることだ。そして、1番大事なことは、最大筋力を出すために、回数は少なくてもよいから、できるだけ負荷を大きくしてやることだ。

 楽をしようと考えてはいけない。(きん)繊維(せんい)()(かい)し、栄養と休養を与え、再生(さいせい)させることで筋力はアップするのだ。

また、バレーボール選手である前に、バランスの取れた運動能力を持つべきであるとの観点(かんてん)から、ミニハードル30秒、ハイジャンプ、反復(はんぷく)横跳(よこと)び、50メートル走を計測している。ミニハードルと反復横跳びは、敏捷性(びんしょうせい)といって素早い動きができるかどうか、具体的には、一瞬のボールへの反応などがよくなる。最高の練習とトレーニングをやっているのだ言い聞かせ、頑張ってもらいたい。