有終(ゆうしゅう)()(かざ)るために         今週の焦点(しょうてん)(だな)の整理

登校日数が着々と減ってい来ている。残り20日ほどだろうか。この時間はモタモタしているとあっという間に過ぎ去ってしまう。まさに3年間の締めくくりである。終わりよければ全てよしと言う言葉も紹介したが、お互い気持ち良く終わりたいものだ。そのために最も大切なことは「感謝の心」を持つことである。高校生になると(なま)意気(いき)になり、自分一人で生きているかのような錯覚(さっかく)(おちい)ることが多い。

みんなの言葉で言えば「ウザい」という言葉に象徴(しょうちょう)されるように、自分の意のままに行かない時に思わず使ってしまう。だけど人間は一人では生きていけない。ましてや学校では、直接的にせよ間接的にせよ、多くの先生方にお世話になっているのだ。その前にもちろん親には計り知れないほど世話になっていることは言うまでもない。いずれにしても最後には「感謝の心」を表す事ができるかどうか。

「花束 イラスト」の画像検索結果最近、家の片付けをしている時に、いくつかの色紙が出てきた。この学校でもらったものも多かった。教科担任として行っていたクラスから感謝の言葉がつづられた色紙であった。「楽しい授業をありがとうございました」との言葉をはじめ、数々の感謝の言葉が書かれていた。担任は感動した。こんな素晴らしい生徒たちがここ◯◯高校を卒業していったのか?10年前の担任だった時の卒業式も思い出した。卒業証書を渡したお返しに生徒全員から花をもらった。持ちきれないほどの花束に包まれた卒業式だった。