ポイント
 照明のLED化、BEMSの導入等により、2010年度と比較し20%の省エネ効果が得られました。

 株式会社フジは中四国6県において、食料品、衣料品、日用雑貨品などの小売販売を行う総合小売業です。事業活動を通じて地域経済の活性化、文化の継承、発展に寄与するとともに、環境保全活動等に積極的に取り組むことで『豊かなくらしづくり』に貢献することを目指しています。

 省エネ法改正をきっかけに全社的に環境問題に取り組む体制を構築していく中で、「省エネ推進分科会」を立ち上げました。以降、特に東日本大震災を機に従業員の省エネに対する啓蒙活動の強化や、エネルギー消費設備の省エネ化を推進しています。

 省エネルギー活動内容として、照明のLED化、BEMS(ビルエネルギーマネジメントシステム)によるエネルギー管理などを行っています。また、一部の店舗で導入しているCO2媒体の冷蔵装置についても、今後導入を進めることで、更なる省エネに努めていこうと考えています。

 照明のLED化、BEMSの導入により、2010年度対比約20%以上(5,486万kWh)のエネルギー削減効果が出ています。また今後導入を検討しているCO2媒体等で、冷凍冷蔵装置についても約10%の省エネ効果が期待できると考えています。

 省エネ効果としては、2010年度比で非常に大きな効果を上げることができました。しかし省エネはLED照明やBEMSの導入などに取り組んでおり、今後は省エネポテンシャルを見込めないかたちで効果が出ております。また、東日本大震災後に起こったエネルギーの逼迫という状況が緩和されたこともあり、従業員への省エネ教育という意味で、再度気を引き締めて省エネ活動を実施していかなければと考えております。

活用した補助金
・平成28年度 先進技術を利用した省エネ型自然冷媒機器普及促進事業(環境省)
・平成23年度 エネルギー管理システム導入促進事業費補助金(BEMS)(経済産業省)


【CafeSta特別企画】第三回「奪還の会~東日本大震災の記憶~」 出演:萩生田光一内閣官房副長官、土方桂東村山市議 司会:亀岡偉民衆議院議員 (2017.3.6)
もうすぐ東日本大震災発生から6年を迎えます。
3.11を前に震災の記憶をさかのぼり、東日本大震災を風化させないことを誓うカフェスタを3回にわたり生放送。
東日本大震災発生直後から支援・救護活動を行ってきた「奪還の会」メンバーでお伝えします。
第三回目は司会を亀岡偉民衆議院議員が務め、萩生田光一内閣官房副長官、土方桂東村山市議が出演。これまでの復興支援や今後の課題について語ります。
ぜひご覧ください。