【危機管理講座】危険をいとわぬ敵兵救助と「武士道」[桜H26/11/19]

国防、防災、領土問題など、現代日本が知るべき危機管理の在り方を先人達に学ぶべく、­濱口和久が産経新聞で連載を手掛けている「日本史の中の危機管理」よりお送りする「危­機管理講座」。 今回は、昭和17年のスラバヤ沖海戦で沈没した英海軍艦艇の乗組員400余名を、日本­海軍の駆逐艦「雷(いかづち)」が救助したという、ジャーナリストの惠隆之介氏によっ­て明らかにされた知られざる逸話を改めてご紹介するとともに、その当事者として、自ら­の体験を戦後もずっと語り続けてきた元英国海軍中尉のサムエル・フォール卿が、あらゆ­る「危機」を克服して敵兵を救った「雷」艦長・工藤俊作中佐に見た「武士道」とは何だ­ったのか、考えていきます。