【ユーロ解体】緊縮財政の副作用に気付いたものの...[桜H25/5/1]
欧州各国では複数の国政選挙が行われているが、それを象徴する流れとして、ユーロ危機以来欧州を席巻してきた「緊縮財政派」が連戦連敗に陥っている。金融危機に陥った国々は、アベノミクスを見て財政出動と金融政策の重要性を再認識したようであるが、残念なことに、ユーロ圏各国では、金融政策に関する自主権がEUに委譲されており、緊縮財政の副作用に気付いても、日本のような経済政策を打ち出すことが出来ない。この事態を打開するためには、金融政策の自主権を取り戻す必要があるが、それはすなわちユーロ解体への序曲となる。はたしてEUとユーロは何処に向かうのか?壮大な社会実験となった通貨統合の未来について予想していきます。