産経新聞が保守派の識者を集めて検討した「憲法改正試案」。これはいわば、マッカーサーの落書きをまともなものにしようとの試みにしか過ぎず、落書きはどこまで行っても落書きでしかないのである。しかもそれで「戦後体制との訣別」を掲げる産経新聞の姿勢は、もはやブラック・ユーモアに属するものであろう。憲法改正を語る保守派ならば、「帝国憲法」と「簡文憲法」を前提する事が最低条件であることを、怒りと共に訴えておきます。
◆倉山満の砦
http://www.kurayama.jp/
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