【文化防衛戦】TPP並行協議とアメリカ型成長戦略に異議あり![桜H25/4/19]
参加国からの承認が得られそうな、日本の「TPP交渉参加」。しかし喜ばしいことは何もなく、既に伝えられているアメリカとの事前協議での譲歩の他、関係各国からはさらなる市場開放圧力が加えられている。特にアメリカと行う並行協議は、仮に日本がTPPに参加しなくなったとしても「2国間協定」としての効力を有するものであり、中には公共事業での英語公用化なども俎上に上っているらしい。その内容を見れば「TPPに入った方がまだマシ」と言いたくなるようなものであり、かつての日米構造協議の強化復活版である。また、大きな声で成長戦略を提言している「産業競争力会議」は、完全にアメリカ型資本主義を志向しており、「経済財政諮問会議」がしっかりと軌道修正する必要があろう。道州制の導入に至っては、目の前にある「EU」という失敗事例があるにも拘わらず、あえて国の統一性を損なおうとする愚挙であり、いかにアベノミクスの戦略方針と言えども強硬に反対を表明するほかない。相当に切迫してきた情勢と、それにブレーキをかける「地元政治家」への圧力の必要性についてお話しさせて頂きます。