【参院選へ】続く民主の離党者、維新の保守傾向、公明の埋没[桜H25/4/2]
参議院選挙を前にして、民主党の離党者に歯止めがかからない。政権交代前には復興大臣として閣僚に名を連ねていた平野達男参議院議員が離党を表明し、民主党の看板では選挙が戦えない事を証明した。その平野氏に対し、自民党が支援をする事も伝えられており、今後も民主党の地盤の切り崩しが進むものと見られる。また、野党連合で参議院選挙を乗り切ろうとの構想もあったが、日本維新の会が発表した党の綱領で、憲法改正を明確に謳っていることを受け、民主党側は「憲法観が違う」とのことで連携を諦めた。これで民主党はますます厳しい選挙戦を強いられるものと見られ、参議院第一党の地位も危うい情勢である。その維新の会の代表・石原慎太郎氏は、軽度の脳梗塞で入院をしていたが、後遺症もなく復帰し、選挙戦に向けての意気が揚がっているようである。対する与党の中では、高止まりする内閣支持率に、連立相手の公明党が存在感を失いつつあり、参議院選挙での維新の躍進があれば、安倍総理から切り捨てられる可能性も現実味を帯びてきている。参議院選挙でいよいよ政界大再編が始まるのか?戦後レジーム脱却への期待と共に、情勢をお伝えします。