【アベノミクス】名目GDPの見通し、ダボス会議、日銀の面従腹背[桜H25/1/28]
積極的な経済対策を打ち出している安倍政権に対し、少しずつ実体経済も動き出したようである。これまでのデフレ経済で沈没状態にあった名目GDPが、僅かながら実質GDPを上回る見通しが示された。また先日行われたダボス会議では、通貨安でドーピング貿易を行っている国以外からはおおむね好意的な反応を引き出し、民主党政権とはひと味違う調整能力の高さを示したと言えよう。しかし気になるのが日銀の動きで、現在の政府との協調路線は、「日銀法改正」で総裁の解任権を握られることを忌避しての行動であり、いつ掌を返すか知れたものではない。ともあれ、まずまずの滑り出しを見せているアベノミクスについてお伝えしていきます。