本日までの予定で行われていた「中国共産党大会」。中国の次期指導部の人事が次々に明らかにされてきたが、胡錦濤・江沢民両国家主席経験者が完全引退することが伝えられて ­いる。裏でどのような暗闘があったのかは計り知れないが、一応、長老の影響力排除という方向性が確認された。一方、尖閣侵略のために東シナ海で行っている中国の挑発は、日 ­本側の忍耐強い対応で長期化の様相を見せ始め、これに伴って中国の国際的な評価を落とし始めている。日本側としては、経済面でのリスクヘッジをさらに加速させ、中国のカー ­ドを無効化する努力を続けていくべきであることを指摘しておきます。