【政局】鹿児島補選は自民党勝利、新党・第3極の方向性は?[桜H24/10/29]

民主党・自民党、双方の党首選挙後初の国政選挙となった鹿児島三区補欠選挙は28日投開票が行われ、自民党の元職・宮路和明氏が勝利した。自民党はこれでさらに解散への圧­力を高めていくことになり、野田政権にとっては大きな打撃となった。また、新党結成を表明した石原慎太郎氏は、第3極への大同団結を呼び掛けており、これにみんなの党の渡­辺喜美代表が前向きな姿勢を示しているという。すでに政策的な類似点の多かった「日本維新の会」をも取り込んだ流れとなる可能性もあるが、それでも「たちあがれ日本」との­ギャップは大きなものがあり、第3極が「第二民主党」的な統一感の無い寄せ集めに終わってしまう可能性もある。保守層の受け皿たるを期待されている「石原新党」の向かう先­に、いささかの懸念を示しておきます。