野田政権の割り込み国有化のため宙に浮いてしまった「尖閣募金」。石原慎太郎東京都知事は、尖閣の実効支配強化に意欲を持った「次の政権」に期待するとして基金化の方針を 明らかにしているが、しかし国有化に反発した中共の挑発行為は増加し、むしろ知事が尖閣諸島の買い取りを決断した時点よりも「実効支配強化」の緊急性は増している状況であ る。あくまで解散総選挙を忌避する野田首相の下では、「次の政権」が誕生するのは衆議院の任期満了となる可能性も高く、来年の夏までこの不安定な状況が続くとなれば、いつ 中共の工作員が不法占拠の暴挙に打って出るか予断を許さない状況となる。知事の行動力に期待して集まった「尖閣募金」の志を活かすためにも、「今できること」の背中を押そ うと、10月12日の定例記者会見の場で水島が石原都知事の本意を質した質問の模様をお送りします。