民主党と自民党が、それぞれの党首選を経て新体制になった後の最初の世論調査結果が発表された。まず内閣に関しては、目玉人事とされた田中真紀子氏の起用では共感が得られ なかったが、何故か改革支持率は上昇を果たした。対する自民党は、野党転落後としては最高の政党支持率をマークしたが、安倍総裁と野田首相の「首相期待値」に関しては、3 0%台で伯仲した結果となり、紙面を見ていると何処かで聞いた「政治は誰がやっても同じ」のような錯覚をしてしまいそうになる。メディアの腐敗に精通している西村幸祐が、 調査機関それぞれの持つ「傾向」や、調査サンプルの偏りなど、世論調査の虚構性について指摘しておきます。