消滅寸前の野田政権が、霧に霞んで見えない2030年代の「原発ゼロ」方針を発表して、世界から懸念が寄せられている。おそらく鳩山由紀夫の「二酸化炭素25%削減」と同 ­レベルの思いつきであろうが、原発技術を牽引する日本がこのような迷走に嵌る事自体、世界レベルでの損失に繋がると言えよう。廃炉や核廃棄物の処理についても何ら方向性が ­示されておらず、政府の発表はあまりに無責任と言わざるを得ないのである。それに加え、脱原発を叫ぶ人間が、中国の「核」について口を噤むのは何故なのか?どこから見ても ­いかがわしいとしか言えない「脱原発」ついて糾弾しておきます。