尖閣を侵略しようとする中国に対抗し、日本では積極的な実効支配の強化が世論の主流を占めつつあり、覇権主義的な中国共産党との軋轢は増すばかりである。一方、アジア回帰 ­を進めてきた米国は、中国と正面切って対立する事態を避けようとするあまり、尖閣に関しては日中間での「話し合い」を求め、尖閣有事による日米安保発動にもお茶を濁す有様 ­である。敵性国家への配慮を優先するか、同盟国への信義を採るか?日米安保の今後を占う、尖閣有事への認識共有についてお話しします。