アメリカなどで起きている干魃と、それに乗じたホットマネーの流入により穀物価格が急騰している。2008年には、食糧不足が原因で暴動が起こった例もあり、安全保障にと ­っても新たな懸念材料と成りうる。また、食料自給率が低い日本にとっても他人事ではなく、総合的な国防の観点から、長期的な対策を立てていく必要があるだろう。しかし一方 ­で、未だTPPへの参加を推進している勢力もあり、戦略物資としての穀物の価値を軽視している政治家が多いのも現実である。来るべき食糧危機にどう備えるか?市場原理主義 ­者達の見識を問うべきニュースについてお伝えします。