戦後日本の大きな宿題の一つが世界各地に残されている「遺骨の収集」である。これらに予算と人員を配分せず、事態の長期化を許してしまったことは、一日本人として申し訳な ­い限りである。しかしそれよりも深刻なのは、戦後の土下座外交が、特定アジア各国に「御遺骨」を外交カードとして利用することを許してしまったことである。今回は、自らの ­反省を込めつつ、日本政府の積極的な対応を求めていきたいと思います。