いよいよ民主党を飛び出して新党結成に踏み出した小沢一郎元代表。それに同調したのは50人とまずまずの勢力と言えるが、しかし、かつての自由党結成の時と比べれば、その ­面々の小粒振りは明らかで寂寥感すら漂う。しかも増税反対以外にはこれといった方向性が見えず、党としての基盤も弱々しい。自民党を飛び出して以降、度々「小沢は終わった ­」と言われながらもしぶとく生き残ってきた強者であったが、今度こそ万事に窮したと言えよう。いよいよ終焉の時を迎えた、小沢一郎の時代を振り返っていきます。