中共の侵略の目標にされている尖閣諸島であるが、元々これは「尖閣は台湾の付属島嶼である」→「台湾は中国の領土である」→「よって尖閣は中国の領土である」という三段論 ­法に拠っており、台湾すら支配したことがない中共の主張は荒唐無稽であることは周知のことと思う。その台湾財界で大きな影響力を持つ鴻海精密工業グループの郭台銘会長が、 ­「日本が望むなら私が出資する。(日台)双方で(東シナ海の)油田共同開発を行って共に利益を生み出したらよい」と発言して大きな物議を醸しだしている。当然ながら、日本 ­ではこれに反発する向きもあるが、郭氏の発言には「尖閣は日本の領土」と明言した李登輝元総統と通じるものもある。中国を牽制するための手段としても、政治テーマとして大 ­きくしていく意味について考えてみます。