かねてご自身が追及してこられた「中国農産物等輸出促進協議会」と対中利権疑惑は、李春光1等書記官によるスパイ疑惑発覚より、一挙に農水大臣の首が飛んだ。再開された国 ­会では、野田首相の任命責任が厳しく追及されることになるが、むしろ問題は、議席を私して私利私欲に走る民主党全体のモラルハザードにあるだろう。象徴的なのは、選挙の洗 ­礼を受けていない森本敏氏を防衛大臣に起用したことであり、政治主導で田中公男なる男を農水省顧問に迎えて利権創造に励んだことに表れている。欲が深いのか幼稚なのか、い ­ずれにしても国益を毀損し続けている野田政権と民主党の有様について、お話しいただきます。