初めてアメリカを招いて開催された「太平洋・島サミット」は、中国の脅威を牽制したい日本側と、中国の経済援助に期待する島嶼国との温度差が浮き彫りとなった。対する中国 ­も、早速島嶼国の取り込みにかかっており、さしたる外交成果は期待できそうにない。民主党は先ず、媚中に傾く自らの姿勢を正さねば、諸外国の信頼を勝ちうることは出来ない ­ことを知るべきであろう。しかし中国も、スパイによる機密漏洩事件や、天安門事件遺族の抗議の自殺などが起き、国内情勢は必ずしも平穏ではない。日本は、中国の足下が定ま ­らないうちに自国の立て直しが果たせるのだろうか?日々増大する中国の脅威についてお伝えします。