欧州債務危機の発端となったギリシャでは、総選挙の結果緊縮財政派は大敗北を喫し、連立政権を組むことが出来ず、再選挙が行われることになった。いよいよ「ギリシャ処分」 ­が現実化してきたが、欧州の足下を見つめてみれば、「EU脱退」の状況が想定されていないというオメヌケぶりである。そこで再び買われるのが日本円であり、今度こそ徹底し ­たデフレ対策が求められる。いつまでも手を拱いている政府・日銀に、「仕事しろよ」と強く言わせていただきます。