東日本大震災から1年が過ぎ、今なお継続中の福島原発事故対応を含め、防災にまつわる分野においては様々な議論がなされているが、災害や安全保障上の「緊急事態」をめぐる ­検証は果たして行われているのだろうか? 日本政策研究センター所長の岡田邦宏氏をお迎えし、同センター誌『明日への選択』4月号にて提起なさっている今般の震災から得るべき教訓について、菅政権による「災害緊急 ­事態」布告忌避の不条理や、そもそも非常事態条項を欠いている憲法の問題などに触れていただきながら、お話を伺います。