北朝鮮による弾道ミサイル発射試験に際し、政府の危機管理や情報集約体制に大きな欠陥が在ることが露わになった。Jアラートの運用面に始まり、政府首脳の対応や独自衛星に よる情報収集手段の欠如など問題は多岐に亘り、今後早急な安全保障体制の再構築が求められる。一方アフガニスタンでは、タリバンが勢力を盛り返しつつあり、日本大使館にも 銃弾が撃ち込まれるなど治安情勢が緊迫化してきた。また、大飯原発の再稼働で揺れるエネルギー政策であるが、朝日新聞の調査に拠れば、なお過半数の国民は原発への不信を抱 いており、原発再稼働への環境整備はまだまだ遠いことを伺わせる。いずれも日本の安全保障に関わるニュースについてお伝えしていきます。