「友愛」を掲げてイランに赴いた鳩山由紀夫であったが、周辺が懸念した通りまともな外交成果を挙げることが出来ず、国際的な恥を晒して帰国した。その後もパレスチナ訪問を ­口にする所などは、良くも悪くも普通のレベルではないことを示しはしたが...。しかし、戦後日本の安全保障政策を見れば、鳩山由紀夫を嗤ってばかりはいられない。自己の ­生命と安全を他者に委ねているのは極めて異常な事態であり、今般の北朝鮮による弾道ミサイル発射試験でそれがより一層鮮明になったとさえ言える。自主防衛を封印し、対米追 ­従のみを言い募る、日本の異常な言語空間について話し合っていきます。