北朝鮮が金日成生誕100周年を記念して準備している弾道ミサイル発射実験に対応すべく、政府は沖縄周辺海域にイージス艦を派遣し、また沖縄本島と石垣島には迎撃ミサイル パトリオットPAC3を配備する方向で調整に入った。今時国威発揚にこのような馬鹿げたパフォーマンスを行う北朝鮮の姿勢には哀れみすら感じるが、より悲しみを誘うのは、 外国の援助がなければご祝儀配給すらままならぬ経済状況にありながら、ミサイル発射でコメ141万トンもの資金を浪費しているという事実である。一方の米軍は、北朝鮮のミ サイル問題もさることながら、その親玉たる中国の脅威に対応すべく再編を進めている。日本ももっと積極的な行動が求められる極東情勢について論評していきます。