河村たかし名古屋市長の「南京大虐殺」発言に対する日本国内の論調を見た中国当局者は、これまで積み重ねてきた河村市長との対話など無かったかのごとく豹変し、河村市長に ­発言の撤回と謝罪を求める考えを明らかにした。外交において徹底したリアリストである中国人ゆえ、この程度の変節は想定の範囲内ではあるが、これを誘導し、かつ増幅しよう ­としている国内のマスコミの情けなさには怒りを禁じ得ない。しかも中国共産党がチベットで行っている民族浄化には目を瞑り、それでよくもジャーナリズムを語れるものだと感 ­心してしまうほどである。独裁者の走狗と成り下がった日本ジャーナリズムについて一言申し上げます。