今やメディアの寵児となった観のある大阪市長の橋下徹氏。既存政党に飽き足らない有権者の期待を一身に背負って、次期衆議院選挙 ­で国政に挑もうとしているが、その基本方針は極めて新自由主義的なもので、保守層の価値観とは相容れないものがある。新自由主義 ­信奉者はともかく、保守を自任する国民がミスリードされないよう、現在の「ブーム」の危うさについて言及しておきます。