イランのアフマディネジャド大統領が予告していた「核開発における画期的成果」の発表。それは遠心分離器の増設による核燃料増産 体制の構築完了であった。欧米各国の焦慮をよそに着々と核開発を進めるイランと、それを自国への脅威と見なすイスラエルとは一触 即発の情勢になってきた。その裏では、危機の高まりによって荒稼ぎする石油利権が蠢いており、そしてまたしても極楽蜻蛉な日本の 政治家がバカ面をさらけ出している。戦争まで想定される外交場裡と、それに関わる資格無しと断じざるを得ない野田首相の外交セン スについて論評していきます。