近頃、日本近海での密漁を企てて拿捕される中国漁船が相次いでいるが、これは「宝石珊瑚」を密漁するためであるという。物によっ ては1億円をくだらないという正に海の宝石であるが、密漁で摘発された場合でも罰金は僅かに30万円であると言うから、現行規定 では全く抑止効果が見込めない。背景には、自国周辺の環境を海底まで荒し尽くした中国の「南下欲求」があると見られる。環境汚染 の深刻化に、中国当局もこれまでの方針を軌道修正して大気汚染指数の国際標準化を取り入れたが、早くもその信頼度には疑問符を付 けられているようである。恐るべき勢いで荒廃している隣国の現状と、それが日本に及ぼす影響などについてお伝えします。