オバマ大統領に媚びるためにTPP交渉参加を表明した野田首相であったが、その「大目的」を達した現在、まるで燃え尽き症候群に ­陥ったかのように政治側の意欲が途絶えてしまった。農業に留まらない規制緩和交渉に対応するため、各省庁横断のTPP交渉チーム ­を組織すると言うが、肝心要の政府代表が空席のままだという。「政治主導」が聞いて呆れる民主党のお粗末対応と、抽象論しか示せ ­ない「推進派」の醜態について指摘してきます。