TPPを巡る発言に関連し、「言った言わない」で訂正をアメリカに一蹴された野田首相。早くも交渉能力の欠如を露呈した日本政府 ­に対し、TPP参加を推進してきた大手新聞も苦言を呈する有様となってきた。また、「普天間には影響はない」と言っている米軍再 ­編に関しても、海兵隊がオーストラリアに「後退」する事は、明らかに対中抑止力の低下を意味する。それでも「中国牽制を強化」と ­報じるなど、日米の国益が乖離しつつある現状に目を背けるマスメディアの姿勢に苦言を呈しておきます。