南シナ海で砲艦外交を展開している中国海軍であるが、東シナ海でも国際法を無視した振る舞いに出てきた。フィリピン東方での大規 模な艦隊演習を行った際、情報収集に来ていたロシア艦に対し、自衛艦に行ったと同様のヘリによる挑発行為を行っていたといいい、 また宮城県沖では、日本の排他的経済水域内で、通告なしの海洋調査を行っていたという。中国の積極的な海洋進出は、全て台湾併呑 への布石と見られ、今後とも極東海域の不安定要素となると見られる。また、中国の風力発電大手・金風は、日本向けの発電機材を格 安で輸出するという。シーレーンと再生可能エネルギーの両面に投射される、中国の影について論評していきます。