11月30日の衛星画像。中国大陸で大気汚染物質の濃度が上がり(黄色部分)、九州に向かって流れ出している様子が分かる=越境大気汚染衛星画像データベースから
中国大陸から飛来する微小粒子状物質「PM2.5」などの大気汚染物質や、黄砂の飛散状況を人工衛星画像で閲覧できる東北大のインターネットサイト「越境大気汚染衛星画像データベース」(https://tapsidb.cneas.tohoku.ac.jp/)が今月開設された。画像は毎日更新され、氏名などを登録すれば無料で閲覧できる。サイトを運営している工藤教授(環境情報科学)は「生活情報として役立ててほしい」と呼びかけている。
太陽光の反射の違いなどを利用して、雲や黄砂、PM2.5などを見分ける手法を工藤教授らが開発した。サイト上の画像では大気汚染物質や煙を黄色、黄砂は赤色で表示し、汚染状況を可視化した。