経団連の榊原定征会長は7日の記者会見で、大手企業がことしから大学生の採用面接活動の解禁日程を繰り下げたことについて「いろいろな方が問題点を指摘している。調査して継続するかどうか対応を決めたい。(元に戻すことも)選択肢だ」と採用選考指針の見直しに言及した。10月以降、会員企業や大学などへの聞き取りを通じて実態を把握する。2016年からの修正も検討する。

 日程繰り下げは、政府が経済界に要請し、ことしから実施したが、スタートからつまずいた形となった。

 就職活動が早く始まると学生が学業の時間を十分に確保できないとして4カ月遅く面接が解禁された。