町村信孝衆院議長(70)=北海道5区、当選12回=は20日、川端達夫副議長に議長の辞職願を提出した。軽い脳梗塞を発症し、静養が必要と判断した。自民党は後任に大島理森衆院予算委員長(68)を推す方向で最終調整している。町村議長の辞職は21日の衆院本会議で許可され、直ちに新議長が選出される見通しだ。
町村氏は辞職願提出後に国会内で記者会見した。14日に軽い脳梗塞との診断を受け、20日午前に医師から当面安静にするよう伝えられたと説明。「議長の責務の重さを考えたとき、いささかなりとも仕事に悪影響が出ることは避けなければならない」と語った。
議員活動を続けるかどうかについては「私の判断というよりドクターの判断だ。一定の時間がたったところで改めて判断しなければいけない」と述べるにとどめた。