赤池 まさあき議員さんの近況をシェアしました。

集団的自衛権行使の国会審議

 安倍総理は、今週14日(月)15日(火)と集団的自衛権行使の衆参二日間の集中審議に出席しました。総理と野党との議論は、噛み合わないものでした。質問通告も十分ではないらしく、決めつけが多く、さらに国内だけしか通用しない論理展開が多く見られました。

 15日(火)の参議院自民党執行部会において、国際政治学者でもある猪口邦子参議院議員が、集団的自衛権行使問題は日本だけの議論であり、世界の学界はじめ国際会議で、自衛権を個別と集団で分けて議論されたことはない、日本の議論はおかしいと発言しておりました。

 折も折、海江田民主党の代表団が訪中しています。唐元外相と会談し、集団的自衛権の行使を容認する閣議決定について「日本の平和主義を損なうことになるのではないかと懸念しており、近隣諸国も不安に思っている」と指摘され、海江田氏は「安倍政権は説明責任を十分に果たしていないので、今後、国会での議論を深めていきたい」と述べたと報道されています。
 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140717/k10013073921000.html

 日本の政治家なら、中共に対して、「ここ20年以上に渡る軍拡によって、軍事費が40倍になり、アジアの平和が損なうことになりかねず、近隣諸国も不安に思っている。当然貴国は集団的自衛権は行使できませんよね」くらいは反論してほしいものです。

 海江田氏自身が14日(月)の衆議院集中審議に質問に立っているわけで、安倍総理の説明責任を十分に果たしていないとの発言は、ブーメランのように自らの質問が十分ではなかったとの逆証明にもなります。

 それにしても、チャイナに行って、日本の総理を批判することがどういう意味を持つのか、政権を持ったことのある民主党には、いまだに分からないようです。