安倍首相は8日、日本の首相として初めてオーストラリア議会で演説し、集団的自衛権の行使容認など安倍政権の安全保障政策に理解を求めた。 安倍首相は「なるべくたくさんのことを諸外国と共同してできるように、日本は安全保障の法的基盤を一新しようとしています」と述べ、さらに「日本には、世界の恒久平和を願う国、また世界有数の経済力をもつ国としてふさわしい貢献を行おうとする意思がある」と述べた。 また、強引な海洋進出を続ける中国を念頭に、「なにか主張する際は法を順守し、力や威嚇を用いない。日本とオーストラリアが手を取り合ってこそ、この当たり前のルールが太平洋からインド洋へと広がる繁栄の海を覆う常識になると信じて疑いません」と訴えた。(07/08 11:53)