台湾が中国と昨年結んだ「サービス貿易協定」の承認を阻止するため、立法院(国会)の議場を3週間以上占拠していた学生らは10日、撤退を始めた。
議場はひとまず正常化に向かうが、「非民主的な手続きで決まった、台湾に不利な協定」とする学生らの主張は市民に一定の支持を広げており、協定承認を目指す馬英九政権の対応が今後の焦点となる。
学生らは、馬総統が主席の与党、国民党が協定審議打ち切りを宣言し、強行採決の構えをみせたことに反発、3月18日から議場を占拠した。統一を目指す中国への警戒感を背景に政権や既成政党も批判した。
議場はひとまず正常化に向かうが、「非民主的な手続きで決まった、台湾に不利な協定」とする学生らの主張は市民に一定の支持を広げており、協定承認を目指す馬英九政権の対応が今後の焦点となる。
学生らは、馬総統が主席の与党、国民党が協定審議打ち切りを宣言し、強行採決の構えをみせたことに反発、3月18日から議場を占拠した。統一を目指す中国への警戒感を背景に政権や既成政党も批判した。