カーニー米大統領報道官は3日の記者会見で、バイデン副大統領が4日からの訪中で「中国が設定した防空識別圏を認めない」とする米国の立場を習近平国家主席らに直接伝達する見通しだと述べた。

 バイデン氏は3日の安倍晋三首相との共同記者発表で、防空圏について「(中国に対して)懸念を具体的に提起する」と表明するにとどめていた。同氏が習主席と会談する際、防空圏を容認せず撤回を求めるかどうかが焦点となる。